事業計画書は企画書ではない、プレゼンテーション資料である

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企画書とは、新規プロジェクトなどのアイデアや、やりたいことを実現するために、誰が見てもわかるようにまとめた文書のことです。最終的には企画書を見た人の賛同を得て、収益的にも回ればGo!ですが、事業計画書には、企画書まがいのものが散見されます。企画書は落としどころが異なります。企画書は予算が決まっていて、目的が達成できればいいのですが、事業計画書は投資リターンが返ってくることを説明するプレゼン資料なのです。

 

投資家に対する説明、いわゆるプレゼンテーションなのに、事業計画書の字をずらずら読み上げている人がいます。事業計画書は見ればわかりますので、スライドに書かれている以外のことに時間を費やしましょう。

 

主役がスライド(事業計画書)になってしまっていてはいけないのです。あくまでも主役は起業家でなければ。単にスライドを読み上げているだけであれば、その場所に何の感動もありません。投資家を感動させるのが起業家の仕事です。もっと話を聞きたいと思わせなければなりません。聴衆(投資家)と対話をするように、スライドを上手く使いながら、自分が伝えたいメッセージを語るのです。

 

どういうメッセージを伝えるのかは起業家にお任せし、スライド(事業計画書)の作り方、テクニカルなところに焦点を当てます。

 

(a) ワンスライド・ワンメッセージ・ワンイメージ

分かりやすいスライドでなければなりません。そのために、プレゼン用の事業計画書と普通の事業計画書は分けましょう。文章はずらずら書かないこと、伝えたいことだけをワンメッセージで記載すること、余計な図表もいりません。イメージでいいのです。聴衆の右脳に働きかけるようにしましょう。

 

(b) 20文字前後でメッセージを記載しましょう

スライドに各文字数も20文字前後にとどめましょう。文字数が多くなると、読もうと努力してしまって、聴く方に対する注意力を失ってしまいます。

 

(c)エクセルのグラフから余分な要素をカットしましょう

エクセルの標準のグラフには、グラフを囲む罫線、縦軸や横軸のメモリ、凡例、タイトル等余分な情報がある。そういうものを一切は浮いて、シンプルかつ明快にメッセージを伝えるようにグラフを加工すべきです。

 

(d) 事業計画書は数字が全てです

事業計画書に数字がなかったら、それは単なるあなたの夢日記。夢は布団の中で見て下さい。わざわざ自分の夢を聞いてくださいと投資家の前で披露する必要はありません。はっきり言って時間の無駄。どれくらいの売上や利益を目指すのか、それがなぜ上がるのかをしっかりと説明すればよいのです。投資家がピンときたら、もっとブレイクダウンした数字を欲しがります。欲しがったら詳細を手渡しましょう。最初から多くの情報を与えても意味がありません。右脳で感動させなければ、左脳で詳細を欲しがらないのです。

 

(e) 数字に意味を持たせましょう

これくらい売上が上がればいいな、ではダメなのです。どのようにしてこの売上が上がるのかを説明しなければなりません。売上の根拠があって初めて数字に意味が出ます。

 

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