EXITを意識した事業計画を

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融資の場合には返済原資が確保できるくらいのキャッシュが得られるか、そして投資の場合にはキャピタルゲインが得られるかですが、そのキャピタルゲインの挙げ方には2種類あります。IPO、M&Aです。これを投資家から見たエグジット(EXIT)と言います。

 

起業してすぐに会社の売却先を考えているのかというと違和感がある人もいるかもしれませんが、逆に言えば、エグジットを目指すゴール設定ができているからこそ、逆算したマイルストーンを立てることができます。

 

エグジットはある意味ではマネジメントチームにとっても一つのゴールになります。そのまま会社に残っても良いですが、株を売却してきれいさっぱり、次のビジネスを行うというシリアルアントレプレナー(連続起業家)のような生き方だってあるわけです。

 

ベンチャーで働くなんて、リスクも高いし、プレッシャーもあるし、それこそ全力で走り抜けなければならないから、数年しか持たなくて当たり前です。エグジットの後はしばらくリフレッシュ休暇しても良いではないですか。そこで英気を養って、また再度戦いに出ればよいのです。

 

終わりが見えない戦いほどつらいことはありません。一体いつ浮上するのかがわからない。それは経営をしている人たちの責任でもあるのです。ノルマがないから必死にならないということだってあります。そのため、自分たちにノルマを思いっきり課して上げなければならないのです。それが投資家からの資金を調達して、投資家からのプレッシャーを感じながら、何とかしようとして何とかするエネルギーを得ます。そうしてそのプレッシャーに耐える日々に予めゴールを設定し、全力走をします。

 

IPOとM&Aではキャピタルゲインの金額も異なる場合が多いです。一般に前者の方が得られるキャピタルゲインはものすごく高いものになります。ですが、IPOまでもっていかなくてもM&Aでも普通の人からすれば十分な報酬になります。日本の場合にはキャピタルゲイン課税は約20%ですから、給与所得としてもらうよりは全然安いわけです。給与所得として役員報酬が高いぜ、というのは思いのほか自慢にはなりません。それだけ高い税金を払わなければなりませんから。もちろん納税することはお国のために素晴らしいことです。

 

EXITを意識した事業計画とは普通の収支計画に、時価総額の観点を加えたものです。また自分たちも含めた投資家がどれくらいのゲインを得られそうかは、資本政策を用いることになります。

 

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