事業計画書に記載すべき最初に収入が入る時期

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

ベンチャー企業だからと言って、永遠にエクイティによる資金調達が可能なわけではありません。企業ですから売上と利益が上がってナンボです。会社の無収入の期間によっては資金調達戦略も大いに変わってきます。できる限り売り上げが早めにあげられる方法があるならば、そうしておくべきです。例えば試作品を購入してもらう、あるいは共同開発費を先払いしてもらうことができれば、キャッシュフロー的にもかなり楽になります。

 

投資家としても大きなリスクは避けたいし、同時にいつまでも無収入というのも避けてほしいものです。そのため、いつごろから会社にどのようにして売り上げが入ってくるか、しかも売掛金という形ではなく、あくまでもキャッシュという形で。それによって投資判断に大きな影響を与えます。この計画は楽観的ではダメですし、特に悲観的であっても良いわけではなく、あくまでも現実的なプランを立てておくべきです。

 

最初に収入が入る時期を早めるためには、製品開発を伴う場合には開発を急ぐ意外にはありません。しかし、突貫工事をやってもロクなことはなく、確実な線で行くべきです。但し、開発が伸びそうな場合には、収益に直接影響を与えないような機能は削っていっても良いのではないでしょうか。システムにはバグがつきものですし、もちろんそれがないことが望ましいことには違いにないのですし、お客様に迷惑をかけるのはいけないと重々承知した上で、サービスインを急がせ、バグの修正も、追加開発も、始まってから突貫工事を行えばいいことです。お客様からのクレームも絶えないこともありますから、開発者が必死になります。もっともそのクレーム対応のほとんどが開発者以外の営業がやっていそうですけれども。

 

事業計画書を書くにあたっては、通常、収入がどこかの時期で上がることを前提としないと投資を受けられるはずがありませんから、最低でもその時期は逃さないようにしましょう。ベンチャー企業に働き方改革なんてのはありません。むしろ働き方改革だのワークライフバランスだの、という方は大企業とか安定企業で働けばいい話です。正直、普通の従業員の生活を望む人間が、ベンチャー企業なんかに首を突っ込んではいけません。

 

これは言いすぎだということを重々承知しながら書きますが、ベンチャー企業で夢を追うという人材に、家族持ちは注意が必要だと思います。もちろん資金調達が確実にできる自信があって、家族を困らせない、あるいは配偶者がきちんと勤め人で家族の生活費は最低限何とかなるという状態であって、それを理解しあった者同士でないと将来不幸になります。

 

ただ、経験上、逆にですが、代表取締役が家族持ち(子供もいる)でしかも奥さんが専業主婦であれば、かなり手堅い経営になるので、従業員も路頭に困らないケースというものは結構多い気がします。この辺もビジネス=ファミリー・バランスがとれるといいですね。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

格安3万円からの事業計画書作成代行

金融機関・投資家から評価の高い事業計画書を作成代行。

格安3万円から経営学博士の税理士が作成します。

  • 作成代行実績3000件突破
  • どんな業種にも対応
  • 最短1日納品
  • 無料相談受付中

 

お電話でのお問い合わせ:050-3627-7700 まで。


事業計画書作成支援センターページへ

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*