事業計画書にぜひとも書いておきたいブランディング戦略

ブランディング戦略とは、商品やサービスのコンセプトを特定のユーザーに価値があると認識させ、市場のポジションを築くマーケティング戦略のことです。今後、この商品(サービス)を誰に対して販売するのかという基礎作りとなります。スティーブ・ジョブス氏はiPhoneを電話の「再発明」というコンセプトを打ち出して、さらに発売イベントなども大々的に行って、ブランディングに成功しました。

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事業計画書において投資家にアピールすべきβテストとは

βテストというのは、販売していない販売直前の試作品をユーザーである特定の顧客に実際使ってもらって評価をしてもらうことです。いわゆるモニターですね。ここで誰に対して評価してもらうかというのは非常に重要です。もちろん社内の人間であってはなりません。社外の人間をモニターとして用いると情報が洩れる危険性もあり、注意が必要です。

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販売できる体制とタイミングを投資家との共有の仕方とは

投資家の関心事としては、いつこの商品(サービス)が完成して、発売できるかという点です。発売までこぎつけなければ、キャッシュインしないわけですから、投資家としても安心できません。また追加出資では目も当てられません。でも多いんですね。開発が遅れるという話は。それで追加出資していただかないと、今までの投資が溶けちゃいますよ、という暗黙の目から出る光線が飛んできます。そのときにも、どぶに捨てたお金だと割り切る必要も出てくるでしょう。投資家としては、開発スケジュールを確認し、さらには進捗度合いも確認すべきです。また、開発にかかる費用全額を最初に全て投下しないこと。

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事業計画書に記載しておきたい、他社ができずになぜ自社ができるかという理由

多くの人が解決できなかった課題を解決できたならば、それは素晴らしいのですが、なぜあなただけがそれをできたのか、という理由を明確にしておかなければ怪しまれてしまいます。その課題解決に秘訣は、技術的なブレイクスルーか、独特な販売方法なのか、サービスの差別化なのか、特殊なビジネスモデルなのかについて投資家は知りたいのです。

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事業計画書において説明すべきリードタイムとは

良い商品(サービス)であれば、競合他社がすぐに追従してくるでしょう。一般にリードタイムとは、生産・流通・開発などの現場で、工程に着手してから全ての工程が完成するまでの所要期間のことを意味しますが、ここでは、他社が当該商品(サービス)を真似しようと思ったときに追いつかれるまでにどれだけ時間がかかりそうなのかと表しています。このリードタイムがどれくらいかを投資家は知りたいのです。当然、リードタイムは長ければ長いほど有利になります。

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事業計画書で検討すべきリスクについて

投資家としては現在開発中の商品(サービス)が不要になるようなリスクがないかは気になるが、それを起業家の方から言うわけはない。しかしそのようなリスクがある根拠を持ってないとか、合理的なエビデンスを投資家に提示できたときには、投資家に対する安心感を増すことになります。

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事業計画書で検討すべき市場変化予測について

市場が収縮している場合には、投資を受けることは困難ですが、市場が成長している場合にも客観的なデータや情報を基にして投資家を納得させなければなりません。市場が成長しているだけでは投資を受けられることはないのですが、原則として、必要条件と言えます。そのため、現在開発中の商品(サービス)は成長市場でなければならないのです。

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事業計画書で検討すべき市場占有率について

市場占有率は市場を見るうえで重要な指針です。ここで、クープマンの目標値を見てみることにしましょう。これはアメリカの数学者クープマンによって導き出された市場シェア理論の事で、この理論によって市場のポジションの意味付けと優劣の判断をすることができます。

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