事業計画書を書き終わる前に投資家との交渉を始めるまでの心構え

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事業計画書に完璧はありません。投資を受けられることを完璧というのであれば、投資家と対話をしていく中で、不足している部分を付けたし、あるいは修正をかけ、少しづつ完全に近づけてしていくと良いと思われます。恐らく投資を受けられたからと言って、それが完全なものか、完璧なものかというと絶対そうではありません。

 

完全な事業計画書というのはなく、完全な事業があるだけです。それならば完全な事業ってなんだということになりますが、累損赤字がなければ完全と言ってよいのではないかと思います。まあ、そんな会社の方が少ないかもしれませんね。

 

事業計画書は最初は粗々なもので良いのです。自分はまだ不完全だと思っていても、投資家はOKすることもあります。逆に自分はやるだけやったという事業計画書の方が、投資家から辛口評価を受けることだってあります。投資家によりけりですが、計画書よりも投資家本人の資質の方が大きいですからね。人たらしであればそれで十分なときもあります。

 

さて、繰り返しになりますが、投資とエグジットはセットです。エグジットの見込みがあって初めて投資はOKされます。エグジットを考えていない投資はありませんし、もしそういう起業家がいたら、そいつは単なる乞食やホームレス、物乞いの類です。でも笑えないんですよ。こういう人多いんですね。アイデアがある方投資してください、あるいは何だかものすごく偉そうなんですよ。資本主義社会はおカネを出す方が偉いんです。そういうルールなんです。民主主義はそうであってはいけません。実際はそうなってますけれども。

 

エグジットとは、投資を依頼するときには、投資してもらったお金を何倍にして返しますという宣言です。最低でも10倍以上は必要でしょうね。それだけ得体も知れないものに投資するのですから、この倍数は投資ステージによります。シード期であれば、100倍を宣言してもいいんじゃないでしょうか。それくらいじゃないとインパクトはありませんよ。

 

さて、起業家はビジネスでのお金の匂いを嗅ぐことに長けていなければなりません。どのビジネスが儲かるのか。自分が好きでも、関心がなくても、お金になるんだったらそれをやってやるくらいの気持ちがあってもかまわないと思います。好きこそものの上手なれ、とはいいますが、起業家の中ではお金が好き、という人がいるのであれば、そのお金を稼ぐためには(法律に違反しない限りは)何でもするくらいの人がいても、それを否定してはいけないと思います。それは価値感というものです。

 

お金の匂いを嗅ぐというと、ビジネスではなく、どこにお金が転がっているかということも重要でして、ベンチャー・キャピタルに話を持っていく場合には、ファンドの期限を見てみましょう。つまり、あるベンチャー・キャピタルがファンドを集めたというリリースがあったら、その時がねらい目です。ちないいにファンドの運用期間も重要です。ベンチャーの場合エグジットが5年~10年かかるとすれば、それにあったファンドの運用期間でなければなりません。そういったところでもお金の匂いを嗅いでいきましょう。くんくん。

 

お金持ちのところにはお金がたくさんあるわけですから。貧乏人のところなんて行ってもしょうがないですよ。

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