販売できる体制とタイミングを投資家との共有の仕方とは

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投資家の関心事としては、いつこの商品(サービス)が完成して、発売できるかという点です。発売までこぎつけなければ、キャッシュインしないわけですから、投資家としても安心できません。また追加出資では目も当てられません。でも多いんですね。開発が遅れるという話は。それで追加出資していただかないと、今までの投資が溶けちゃいますよ、という暗黙の目から出る光線が飛んできます。そのときにも、どぶに捨てたお金だと割り切る必要も出てくるでしょう。投資家としては、開発スケジュールを確認し、さらには進捗度合いも確認すべきです。また、開発にかかる費用全額を最初に全て投下しないこと。

 

何段階かに分けて、進捗を達成したら、追加出資という形を取った方が、お互いにストレスのたまらない結果となることでしょう。起業家に必要以上のおカネを持たせると、無駄遣いしますしね。

 

身近な例としては、クリスマス商戦に合わせるのであれば、9月頃開発が完了して、10月にモニターに使ってもらって、不具合を確認、販売代理店との契約も済ませ、11月からはプロモーションを行い、12月に発売、こういったスケジュールを取れるかどうかです。

 

大量に市場に提供できるだけの生産能力、供給能力、営業、サポート体制ができているか、そういった説明が必要になります。自社で工場を持つのか、あるいは生産自体はアウトソースするのか、後者であれば契約はどうなっているか、アウトソース先の評判や財務状況はどうかも気になる所です。

 

営業に至っては、営業部長の実績や、営業部員の能力は足りているか、育成状況はどうか。あるいは販売代理店に依頼する場合の条件や、販売代理店そのものの実績はどうなのか。不具合があった場合に、クレーム処理や対応で、社内の部署はしっかりしているか、あるいはコールセンターを外部で使うか等、こういった説明もしていかなければなりません。

 

良いものと作ったから売れると思ってはいけません。こういうところに根拠のない自信や盲信を持ってはならないのです。正直、それを信じた方は偉い迷惑です。どのようにユーザーに購入してもらえるのか、その仕組みを販売開始までに十分に作り上げて、サポート体制までどうするかを考えぬき、マイルストーンを投資家に見せられるようにしましょう。

 

 

 

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