ベンチャー経営はスピード重視

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これをすれば成功するというわけではないですが、成功者が重視していることは、スピードでしょう。決断スピード、決断から行動に移すスピード、行動自体のスピード、失敗したときの修正スピード。ありとあらゆるところにスピードが出てきます。

 

高度経済成長期はスピードよりもむしろ、努力だったと思います。つまり努力が報われた時代。とにかく一生懸命やっていさえいれば、大抵上手く行ったと思います。全部が全部ではないにせよ。

 

それが今や、無駄な努力はするだけ無駄の時代になってしまいました。いい大学へ入ったからと言って、その後の人生が保証されるものではなくなってしまいました。昔はいい大学へ行けば、レールから外れなければ保証されたのです。もちろん今でもいい大学へ入った方が何かと有利な人生は歩めると思いますが、本当の成功者といえるのかというとちょっと違う気がします。

 

スピードが成功の要因の一つであるのは、市場が急激なスピードで変わってしまうようになってしまったため、ビジネスもそのスピードについて行かなければならなくなってしまったからだと思います。経済が単純な右肩上がりでないため、パイの奪い合いの中で経済を成立させざるを得なくなっているというのもありますし、儲かると思ったら、競合他社が一気にやってきて、同質化競争(安値合戦)に見舞われ、すぐに儲からなくなります。情報の流通性がネットの社会になり、極めて速くなったことも理由です。情報の流通性が高まった結果、物事の進化も極めて速くなっています。

 

大丈夫、儲かると思っていたことがすぐに儲からなくなる、ビジネスの陳腐化のスピードが強烈に早まりました。そのため、ある人のアイデアを実現するのも、自分が納得してから確実にやりたいとしていたら、誰かに先を越されてしまって、始めたときには後追いになってしまうのです。100%になってから始めるのではなく、60%程度の完成度であれば、世に問うた方が良いのでしょう。本当に自分のアイデアが、社会のニーズと合致しているとも限りません。一度世に問うてから、顧客のニーズに試行錯誤で近づけていく方が、より成功を掴みやすい社会なのです。

 

市場の流れなんて、誰にも分りませんから、エグジットも数年でやらないと、市場が変化してしまって、儲からなくなり、ひいてはエグジットもできなくなってしまいます。事業計画書の5年後はもう別世界です。浦島太郎に近い世の中になってしまったようです。

 

細部へのこだわりや完璧は、基本、富を生みません。時間の無駄はコストの無駄、そもそもあなたの人生の無駄でもありますし、投資家にとっても無駄でしかありません。一度これと決めたら脇目もふらずに突き進みましょう。それが起業家の役割なのです。二足の草鞋なんて起業家には許されませんよ。

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