事業計画書に書くべき課題。投資家を不安に思わせないためのコツとは

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マーケット戦略を組み立てるうえで、対象分野が抱える大きな課題を明確にしましょう。まずターゲット市場において、どんな課題があり、どのような解決策を潜在顧客が求めているかといった市場分析を行わずに、商品(サービス)開発をしてはなりません。どういうわけか顧客がいるかどうかわからないのに、商品(サービス)開発をしてからお客を探す起業家が少なくないのです。そういった場合には往々にして売れずに終わります。

 

商品(サービス)ありきで顧客を探すというかいるはずだと思うことはやめましょう。まずは誰がどんなことで困っていて、それを解決できるのは当社の商品(サービス)で、他の競合他社のものよりも消費者に対する訴求力が高いことを前提として、開発しなければなりません。顧客ニーズを明確にしなければ、投資家はおカネを出さないのです。

 

できる限り具体的なターゲットである顧客ニーズに焦点を絞り込むこともビジネス参入方法の一つと言えます。ニッチな市場で他者が手掛けていないが、そこでの問題点が明らかで大きな悩みを持っていれば、その市場に特化するのが効果的です。そしてこの商品(サービス)を購入したいという顧客がいれば、投資家にとっても安心です。こんな市場を狙いますと漠然と言うのではなく、この分野に大きな課題があって、それで困っている人たちがこれだけいますと具体的に言えるようにしましょう。

 

既にマーケットがあることが前提となりますから、当社が課題解決をするために開発した商品(サービス)より以前にその市場に既存商品があって、その物に対して、既存顧客は何らかの不満を持っているということが前提となります。投資家は顧客ニーズを理解して開発を進めていこうとしているかを投資判断の一つとします。投資したお金が無駄遣いされないかどうかが心配だからです。

 

既存商品を分析するということは、競合がどこかを明確にすることでもあります。また、なぜあなたが、この市場に焦点を絞ったのか、そして競合他社との競争の状況がどのようなものになるか、激しいのかどうかなどを示しましょう。この市場で勝算があるかどうかが投資家にとっての関心事です。そのため、この市場に対してはこのような作戦で参入するという市場戦略を示しましょう。投資家は最初から負け戦にはお金を出しません。あくまでも起業家はこの分野であれば必ず勝てると説明できなければなりません。

 

そして、現段階で解決策として何パーセント程度か、どこが満足しきれていないのか、それが満足できるようになるのはいつ事か、と言ったスケジュールも明確にしましょう。開発中なのに100%満足ですとは言いすぎで、よくわかってないな大丈夫かいなと心配されるのがおちです。心配されたらお金は出てきません。

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