事業計画書に記載しておきたい、他社ができずになぜ自社ができるかという理由

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多くの人が解決できなかった課題を解決できたならば、それは素晴らしいのですが、なぜあなただけがそれをできたのか、という理由を明確にしておかなければ怪しまれてしまいます。その課題解決に秘訣は、技術的なブレイクスルーか、独特な販売方法なのか、サービスの差別化なのか、特殊なビジネスモデルなのかについて投資家は知りたいのです。

 

少しレベルは落ちますが、他社でもできないことはないのですが、当社ほど安くできませんよ、というアプローチはあると思います。つまりこの製品(サービス)はどんな点が競合他社の類似品と比べて有利なのかという説明です。

 

起業家に競合他社の類似商品を訊ねると、「ありません!」と豪語してくる人がいますが、これは調査不足と取られてしまいます。また比較表においても、自社に都合の良い比較表を出してくる人もいますが、十分調査した上でユーザー視点から客観的に見た比較表であることが望ましいと言えます。例えば次の点で有利と言える可能性はあるでしょう。

 

(a) 価格やコスト

価格については顧客に対する訴求効果は高いために、儲かると思ったら、競合が参入します。大企業であれば財務体質も強いために、競合相手のベンチャー企業の参入を損失覚悟で値下げする会社もいます。そのため、価格で差別化を図るためには、何割なんて甘いことを言わずに、半額、7割削減、等で訴えかけない限り差別化にはならないと思って下さい。

 

(b) 性能や効率

性能や効率も微妙に良くなったくらいでは、その違いを体感することはないでしょうし、そもそも今持っているものをわざわざ買い替えようという気にはならないでしょうから、圧倒的な性能や効率の向上が図れていない限り、有利とは言えません。既存商品と5倍が10倍くらいの違いがあれば気づくのではないかと思われます。これなら買い換えたいと思う動機をユーザー側の立場に立って考える必要があります。

 

(c) ユーザーフレンドリー

使いやすさは正義です。プロトタイプがあれば実感しやすいでしょう。

 

(d) その他

他に差別化できる点があれば説明しましょう。

 

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