事業計画書を書く前に知っておこう。投資家が用いるお金の種類一覧

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投資なのか融資なのかによって事業計画書の書き方が変わります。確かにお金は無機質なものではありますが、人間の欲望とセットになっている限り、おカネには個性があります。そこでまず起業家としてはどのようなおカネの種類があるかを知っておきましょう。

 

1.     ポケットマネー 自己資金という奴です。これは自分のお金ですからどんなことに使っても誰も文句は言いません。成功し様が失敗し様が自己関んんです。とはいえ失敗したら、配偶者や子供に迷惑をかけるかもしれません。生活費どうするのよと。それで嫁に逃げられた話はよく聞きます。そのため、自分の思い込みだけで使うのは問題です。スタートアップの種銭の他は、いざという時のためだけに使うと良いと思います。巻き込んだ人の生活費は面倒見ろよ。
2.     3Fマネー 前述しましたが、友人(Friend)、家族(Family)、目暗銭(Foolish)から、身近な人からの出資です。使い方が誤ると友人や家族も失うことになります。なるべくプロの投資家と付き合うことをお勧めします。
3.     助成金・補助金 助成金は厚生労働省管轄で、雇用保険加入業者が条件に合致していれば、もらえる制度です。大いに活用しましょう。これに引き換え補助金は、誰でももらえるお金ではありません。審査があります。その審査も大変ですし、お金を使ってからの後払い、しかも数年間は進捗報告と手間がかかります。そんな手間を考えたら、営業した方が早かったという起業家も少なくありません。起業家はスピード勝負ですからね。
4.     エンジェルマネー シード期、アーリーステージ期には心強い存在です。概ね、自分が起業家でエグジットして成功した方がやってらっしゃいます。事業の相談にも乗ってくれるケースが多いです。中には自分はエンジェルだと言いつつ、単なる金貸しで、返ってこないとデビルになる奴がいます。それは性根からして悪魔です。本当に投資ということがわかっている人(投資は返済義務を負わない)から投資を受けましょう。
5.     ベンチャー・キャピタル 試作品ができ、商業化が見えてきた段階で、ベンチャー・キャピタルからの出資を仰ぐのが最も正当な方法でしょう。シードマネーの段階では会社の評価額がゼロに近いために、この段階では、ベンチャー・キャピタルの出資も敬遠されますし、仮に出資してもらったとしてもよほどのことがない限りは多くの経営権を渡す羽目になります。

実績のあるベンチャー・キャピタルからの出資は、その後の事業展開をスムーズにすることがあります。事業提携先や営業先の紹介も期待できます。事業の相談にも乗ってくれますが、正直相談によって足が引っ張られることもあります。スポンサーの意向は無視できませんからご注意を。

6.     銀行ローン リスクマネーではないために、利用は注意が必要です。日本の創業時では特に日本政策金融公庫からの融資は有用と言えます。ビジネスの成否にかかわらず返済義務を負いますから、積極的に利用するお金ではありません。また、そのために受託開発的な事業を一部行うことになると、それはベンチャー企業ではなく、単なる中小企業ですから。利用はよく考えてからしましょう。

 

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