事業計画書に落とし込むべきマイルストーンの作り方

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マイルストーンとは、物事の進捗を管理するために途中で設ける節目をいいます。各マイルストーンは最終的な到達点に向かうまでの通過点で、それぞれの時点で達成すべき事柄と、実際の状況を照らし合わせることで進度の調整を行います。日付で指定され、あるいはイベントのことをマイルストーンとすることもあります。

 

ベンチャー企業のマイルストーンとは一般的に次のようなものです。

 

(a) シードマネーを集めるタイミングや金額

(b) 会社の主要人物の参加タイミング

(c) 製品やサービスの開発計画及び試作品の完成(α版)

(d) 最初の顧客獲得時期

(e) 評価用サンプル製品やサービスの完成時期(β版)

(f) ラウンドAの調達金額及びタイミング

(g) 製品やサービスのリリース時期

(h) 最初の収入(キャッシュ)が入る時期

(i)ラウンドBの調達金額及びタイミング

(j) 損益分岐点の黒字化

(k) 累損の解消時期

(l) ラウンドCの調達金額及びタイミング

(m) エグジット時期(IPO及びM&A)

 

まずは考えられるマイルストーンをリストアップして、全体像をつかむようにしましょう。以上のものが、事業開始からエグジットまでの全体像となります。これらを時間軸上に描画して、資金繰り表を作成した上で、資金調達のタイミングを決めていきます。

 

これらのマイルストーンは、創業者のチームで情報共有されている必要があります。時期はずれることがしばしばで思ったようにいかないことが多いのですが、目標を決めて進めていかないと、それこそ行き当たりばったりのどんぶり勘定になりかねません。上場なんて夢また夢の話です。

 

「資金繰りなんて要するに自転車操業でも続けばいいんだよ。最低限の事業費と生活費が確保されれば。」と開き直る人もいますが、こういう人は上場なんて向きません。起業家が目指すべき、企業の財務は内部留保をいかに積み上げるか、そして資金効率を高めていくか、という目標の前に、ある程度ゆとりのある資金繰りにするために売上を上げるのが当然やるべきことです。最低限の生活費が稼げればいいんだったら、別に起業なんてする必要もありません。それこそ生活保護で良くなっちゃいますね。ていうか生活保護の方がはるかに稼げるかもしれませんよ。起業はお金を稼ぐためにやることです。ギリギリがいいなんてルールはどこにもありません。当然、無駄遣いはいけないと思いますがね。

 

 

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