事業計画書に記載する生産計画は以下の項目を記載しましょう。
1.生産計画について
2.ファブレス
具体的に見ていきます。
1. 生産計画について
生産計画は、次のようなものが必要です。
(a) 単年度生産計画：商品（サービス）発売後の1年目の詳細計画
(b) 5年間の生産予測計画：商品（サービス）発売後の5年目の年次予測計画
2. ファブレス
最近は、ファブレス（工場なし）で行う事業が多くなっていますが、一部の中核技術については外部生産しないでノウハウを守るために自社生産することも考えられます。自社生産なのかアウトソーシングなのかを明確に事業計画に織り込みましょう。
また、自社生産する場合のコスト構造について説明しましょう。自社生産の場合の投資額や出荷までの期間等でビジネスの立ち上がりのタイミングが異なります。自社生産のコストを正確に見積もり、どの生産形態が適切かを考えましょう。投資家としては、コスト的に有利な方、商品販売までのスピードが速い等の経済的観点を重視しますが、ノウハウが外部に漏れるリスクもありますので、ケースバイケースともいえます。
アウトソーシングする場合には、どこにするのかも明示しましょう。先方の技術レベルや生産設備やコストが問題となります。当然、売れないものを作って在庫を抱えるのが最悪です。受注生産ができる場合には、リスクを軽減させることができます。この辺は販売戦略ともリンクして考えておく必要があります。
アウトソーシングする場合のコスト構造についても説明しましょう。投資家としては、事前発注をすることでキャッシュが枯渇することを一番心配します。
