事業計画書に記載する今回の資金調達とその資金使途

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事業計画書には必ず、今回のラウンドの資金調達金額(つまりどれだけお金が欲しいか)ということとその資金使途(つまり何にいくら使うか)は必須です。これがなければ、お金を出してもらえません。そしてこの資金使途も原則は絶対遵守です。見積より実際は安くなったということは往々にしてありますから、残額を運転資金等販管費の支払に充てるのは全く問題はありません。

 

資金使途で設備投資を行った場合には、何のための設備投資かも説明する必要があります。製造の増産のためか、あるいは新製品の新規設備投資か、そしてそれによってどれくらい生産能力が上がり、予想売上高が達成するというように、流れるように説明できなければなりません。そして設備投資の場合は別途設備投資計画も事業計画書に添付しましょう。

 

資金調達金額は資金使途によりますが、金額によっては、会社の持分シェアが相当奪われる可能性がありますから、将来収支を高めることで、株価を高めておき、想定の範囲内に持分シェアを押さえておく必要があります。

 

まさかそんなことは言わないとは思いますが念のため、資金使途で言ってはいけないワードがあります。

 

まずは「おカネが不足しています。」「いま苦しいんです。」本音を言ってはいけません。投資する方としては、そりゃ分かっているけどさ。そんなの自分で何とかしろよと言いたくなってしまいます。投資する方としては前向きなお金にしか出したくはありません。後ろ向きのお金にしか使われないのであれば、絶対に出資はしません。どう考えても無計画極まりないことです。無計画な人には投資家はお金を出さないのです。また発言がネガティブですよね。起業家は慎重なことはよいのですが、基本ポジティブでないといけませんよ。

 

次は投資金が運転資金であるということです。通常開発や設備資金として投資をするわけで、一部を運転資金というならまだしも、投資の全額が運転資金とは困ったものです。実は運転資金にも種類があって、経常運転資金、増加運転資金、季節資金、賞与資金、決算資金等があります。そもそも運転資金のためだけに資金調達をしたいのであれば、銀行で対応すべきです。

 

そして資金使途のウソですね。機械を購入すると言って、実は損失補填に使っていたら、資金使途義務違反としてペナルティものです。こういう例を過去投資先で見たことがあります。投資家に嘘はいけません。嘘をついたら信用を失います。資金調達の基本は信用ですから。

 

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