事業計画書は企画書ではない、プレゼンテーション資料である

企画書とは、新規プロジェクトなどのアイデアや、やりたいことを実現するために、誰が見てもわかるようにまとめた文書のことです。最終的には企画書を見た人の賛同を得て、収益的にも回ればGo!ですが、事業計画書には、企画書まがいのものが散見されます。企画書は落としどころが異なります。企画書は予算が決まっていて、目的が達成できればいいのですが、事業計画書は投資リターンが返ってくることを説明するプレゼン資料なのです。

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事業計画をアートにするための直観力の鍛え方

直感とは、根本的に楽をしたいという脳の気持ちと、瞬時に危険を察知して危険から逃れる判断能力、が上手い位に組み合わさって長い年月をかけて備わった人間特有の能力です。その直感のおかげで、かえって大損をしてしまうこともあります。

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事業計画書はアートだ

起業家は全てエグジット基準で考えましょう。投資家にアンタのお金を100倍に増やしてやるよ、というのが殺し文句です。但し、どうやって?に答えられなければ意味がありません。

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事業計画書を書き終わる前に投資家との交渉を始めるまでの心構え

事業計画書に完璧はありません。投資を受けられることを完璧というのであれば、投資家と対話をしていく中で、不足している部分を付けたし、あるいは修正をかけ、少しづつ完全に近づけてしていくと良いと思われます。恐らく投資を受けられたからと言って、それが完全なものか、完璧なものかというと絶対そうではありません。

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事業計画書に記載する予想売上、予想利益

事業計画書には予想損益計算書を記載しますから、投資家は起業家がイメージする予想売上や予想利益を知ることができます。特に最終利益がわかれば、類似企業のPERを活用して簡易株価評価ができ、自分が今いくらで投資すれば、将来はいくらくらいになりそうだという取らぬ狸の皮算用が始まります。そうはいっても、その後確実にその利益が達成できるかもわからなければ、その後増資すれば、希薄化してしまいます。

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事業計画書に記載する類似企業

上場時の株価は類似企業を参考に決められます。そこで現在の株価を算定する上でも類似企業は何かが重要です。さて、類似企業の選び方ですが、財務数値と事業価値、株主価値の関係が評価対象企業(つまり株価を評価したいベンチャー企業)と類似企業の間で似通っていることが前提となりますので、資本コスト、成長性、収益性が類似する企業を選定すると言うことになります。

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事業計画書に記載するエグジットの時期

投資を受けると決まったら、それはエグジットをする気があるという暗黙の了解があったことを意味します。投資と言えばエグジットです。もしそんなことを考えていない、投資してほしいと思っているとしたら、それは単なる物乞いです。投資をしてもらったら、投資してもらった以上のおカネを返すのは人間として当たり前なのです。

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